前回に続き、バックテストの豆知識というかお得情報を書きます。
MetaTraderはバックテスト時、スタートを押した瞬間のサーバーのスプレッドに準じてAskデータが作られ、固定スプレッドとしてテストが行われます。
これがとても肝心なところです。知らない方、また困っている方が多数いらっしゃることと思います。
そうなんです。MetaTraderはAsk(買い)のデータが保存されていないのです。そしてだからこそ当然、変動スプレッド制を採用しているブローカーが多い中、スプレッドが固定されてバックテストが行われます。
さらに言うと、週末市場がお休みのときに、バックテストをしようとすると金曜の深夜市場がクローズしたときのスプレッドでしかバックテストができません。
短期トレードでは、スプレッドの影響が大ですよね。それなのに、スプレッドの状況がこのようにリアルと全く違うことはバックテスト結果の信頼性とは相反する要素です。
そこで、
engineeeerは、この問題を打開すべくMetaTraderのスクリプトを同志には無料配布しています。
このスクリプトは指定通貨ペアのスプレッドを自在に変化させることができるすぐれものです。サーバーオフライン中でも関係ありません。よく他の方が実践されている、『スプレッドの数値がバックテストしたい値になった瞬間にマウスをクリック』なんてする必要はありません。
最近変動スプレッド制を採用しているブローカーが増えてますよね。普段はスプレッド1でも急な値動きがあったり、逆に取引が薄い時間帯になるとスプレッドが大きくなります。そういった事象に耐えうるEAのパラメータ設定はこのスクリプトが大変役に立ちます。是非ご活用下さい。
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